ホーム > ジオダブルサンド®工法 > 施工仕様

ジオダブルサンド®工法 施工仕様

Excel【ジオダブルサンド®工法比較表&施工実績表】

施工手順


▲ページの先頭へ

ジオダブルサンド®工法 施工仕様書

施工するにあたり注意点

A.防水シートの敷設
1)外気温度

a.防水シートは凹凸のかみ合わせで施工の品質が左右される為、温度による伸縮には充分に配慮しなければいけない。(適温10℃~25℃位)
但し地中に敷設する為、その後の温度変化には留意しなくともよい。

重ね合わせ

重ね合わせ(防水シート)
防水シートの重ね合わせ は純正の接着シーラント が装着している。
したがって噛み合せながら 軽くハンマーで叩く。
施工は容易である。

材料の大きさ
2.4m×20m
2.07m×20m

2)不陸整正

a. 防水シートを二層目に敷く時は、平坦性に留意し転圧を施す。
b. 埋戻し土が水分を含んだときの転圧は無理な為、なだらかにすることを心掛ける。
c. 地下埋設物の真上にてハンマー等を使用するときは無理に叩かないようにする。

3)継手部(重ね合わせ)

a. 品質の確保はこれで決まると言ってもいい。防水シートには片側に純正の接着剤(シーラント)が縦方向に装着している為、重ね合わせは簡単に出来るが確実に接着しているかの確認が必要である。接着時は水分が付着しないよう配慮する。水分があると接着効果に影響が出る。
また10℃以下の気温の場合は接着しにくい為、温風ヒーターにて温めると効果が飛躍的に伸びる。施工はゴムハンマー、木槌が望ましい。


B.補強シートの敷設
1 ) 継手部(重ね合わせ)

a. 補強シートは縦方向、横方向の繊維が組み合った製品である。縦方向にその強度を最大にしている。したがって引張強度が一番働く方向に原則として縦方向を敷設するが 土圧力が小さい場合はその限りではない(駐車場、公園、グランド等)。道路に於いては進行方向を最大強度にする。重ね合わせは縦1m以上、横300㎜以上を目安にするが軟弱地盤であればそれ以上とっても良い。

重ね合わせ(補強シート) wは横300㎜以上、縦1,000㎜以上

※材料の大きさは横3.9m×縦100m、したがって縦は100m敷設後重ね合わせ。

2)敷設

a. 路盤を十分に転圧した後ロール状になっている補強シートを転がしながら手押しで敷設出来る。重ね合わせの養生は風で飛ばされないように紐もしくは類似品にて結べば完成。

3)カーブ施工

a. 補強シートの敷設で特に注意しなければいけないのがカーブに於ける敷設である。直線からカーブに差掛かる道路ではB.C(カーブ始点)まで直角に敷きその後E.C(カーブ終点)までは扇形に敷く。このことが現場では見落としがちでよくやり直すことがあるのでしっかりと事前の打ち合わせが必要である。 この製品は原則として継手部は直列、並列施工を基準としています。

b. 防水シートのカーブ施工では凹凸がどこまでも直角にしか噛み合わない様になっている為、扇状の施工は不可能であり無理に扇状にして純正接着材を上から貼り付けても防水の漏水原因になる。したがって収まりは原寸をとってそれに合わせて加工し貼り付ける。


C .流末の取り付け(透水管)

a. ジオダブルサンド®工法に於いては透水管の流末をどこに接続するか設計上の課題になる。市道に於いては側溝の集水桝を活用し堰、小川のある場所にあっては透水管は開放したままにする。

b.透水管の埋め戻し  透水管の埋め戻しは目詰まりを防ぐ為に川砂(洗砂)にて管外より200㎜以上とることが望ましいが、止むを得ない場合は目の粗い山砂でも可とする。


 
D.補強シートの敷設位置(深さ)

a. 道路に於ける地下埋設物(ライフライン)の土被りは各自治体によって若干の差異  はあるが、約1.2mのところに埋設されている。したがって補強シートは土被り1.1m付近が適正である。駐車場、グランド、病院に於いては埋設物及び土質の状態により臨機応変に対応する。


▲ページの先頭へ

概念図

あらゆる地下埋設物に対応する液状化対策 Type-1(国道)

道路断面図(Type-1)(国道)

あらゆる道路の地下埋設物に対してジオダブルサンド®工法は切ったり、貼ったりしても強度の変わらない技術であり、柔軟に対応出来る。
重ね合わせ(ラップ)することにより、変わらぬ強度を保持。

上記のような埋設物に本技術以外どのように対応するのか従来の工法では困難である。従来工法では地下埋設物を撤去もしくは切り回し以外無理。

路体を守るにはその崩壊を防ぐことであり、自然のエネルギーを受けて逃がすことである。従来工法では下層路盤に受ける圧力をまともに取り込み逃げるところがなく塑性限界(土の飽和点)を超え地盤の崩壊を招いてしまう。

土被り1,200以上でも施工は十分に可能である。
土質の断面より砂層が1,200以上でも、地下埋設管を吊り保護しながら施工。

▲ページの先頭へ

あらゆる地下埋設物に対応する液状化対策 Type-2

道路断面図(Type-2)

■ジオダブルサンド®工法を施さない場合(県道・市道)

表層が5cmであるが下層路盤がある為、陥没まである程度の時間は要する。
路体の下部が洗掘される。

▲ページの先頭へ

あらゆる地下埋設物に対応する液状化対策 Type-3

道路断面図(Type-3)

■ジオダブルサンド®工法を施さない場合(県道・市道)

表層が5cmである為、陥没がすぐ起きる。
路体の下部もすぐに崩壊。

ページトップへ