雨どい強風雪補強金具 SA工法®を開発
(株)茜谷(茜谷聡社長)では、専用金具を使って折板屋根の軒先に軒樋を取り付ける屋根工法「SA工法®」を開発した。
工場・店舗に使われる金属製折板屋根に取り付ける塩化ビニール製の雨どいを補強するもので、軒先から流れ落ちる雨水を受けるように軒樋を設置するため、折板に水抜き用の孔をあける必要がない。
また、工期短縮が可能なほか、屋根材の腐食を抑えたり、従来工法よりつららが出来にくいなどのメリットがある。更に、雨樋内部の清掃も可能で、すっきりとした納まりで美しい外観を実現できる。また、部材2個とビス1本、ボルトナット1組の4種類の組み合わせにより、豪雪地帯でも利用できる。
このタイプの雨どいは強風でぐらつくのが弱点だが、SA工法®で格段に強度が増し、工費も100メートル当たり約20万円と安く、あらゆるメーカーの屋根、雨どいに対応するのもポイントです。
山形県新庄市内の紳士服コナカ現場では、折板の軒の出を出来るだけ短くしたSA工法®を採用し、一昨年からの豪雪(積雪荷重)に耐え、威力が発揮されることを実証した。また、山形県三川町のアクロスプラザ三川にも取り付けられ、更に福島県のロックタウン須賀川(40の専門店、SC敷地面積7万8100平方メートル、物販店舗面積1万3480平方メートル)全てに取り付けられている。
また、四国や九州など、台風地域では高い需要が見込まれることから、工法を開発した茜谷社長自ら愛媛県松山市を訪れ、販売代理店の営業マン向けの勉強会を開くと共に、市内の設計事務所などを回り、工法の有用性をPRした。一方、全国に名を知られた専門商社が販売代理店として手を挙げたほか、複数の業界紙に記事が載り、各地からの問い合わせが相次いでいる。
【SA工法®】の主な特徴
・折板に雨水の穴を開ける必要がない。(多雪地域タイプ)
・施工時間の短縮が可能。
・ 従来工法よりツララが出来にくい。(多雪地域タイプ)
・すっきりした納まり・美しい外観。
・風に対する抵抗力が大幅に向上。
・リフォームに最適。
・雨樋内部の清掃が可能。(多雪地域タイプ)
・雨樋のがたつきを防ぐ。
・経済的で安価な工法。
・全折板メーカー、全雨樋メーカーに対応。なおかつ雨樋のサイズを問いません。
【SA工法®】の材質及び強度
・材質及び板厚
厚さ3.2mmのZAM®※を使用。
※
1)「ZAM」は、日新製鋼株式会社の登録商標です。
2)「ZAM」は、日新製鋼株式会社が開発した溶融亜鉛Zu-アルミニウムAl-マグネシウムMg合金めっき鋼板の商品名です。
・強度
@雨樋メーカーによる静止加重強度データ
→従来の約2倍の強度というデータが得られている。
| |
従来の工法 |
SA工法 |
| 積雪加重試験 |
60kg |
120kg |
| 下方風圧試験 |
60kg |
130kg |
| 正面風圧試験 |
40kg |
80kg |
A一級建築士による風圧荷重時強度計算データ
計算条件(設計記号 SA5)
→風圧力 軒高20m
建築基準風速46m/s(※)に対応。
※は建築基準法に定められた最高値です。
地域区分I(海岸ぞい)での風圧に対応。
B一級建築士による耐雪データ(設計記号 SA2)
→折板山部から積雪60cm(底部からは約70〜80cm)の積雪加重まで対応。
CSA金具(3.2mmZAM®)の引っ張り強度
→12,500N以上 (新潟県技術総合研究所)
DSA金具-折板屋根 引っ張り強度
→SA-折板(0.6mm)4,000N以上
→SA-折板(0.8mm)5,000N以上
(山形県工業技術センター)
【SA工法®】の施工方法
ジョイント工法なので各折板、雨樋メーカに対応。1箇所当たり部材2個とビス2本(ビス1本ボルトナット1組)で施工完了。
|